監督ってどんな人?

 

〇生まれも育ちもずっと尼崎の50代です。

 武庫タイガーと阪神タイガースが大好きです。

人とのつながりを大事にしています。 

 

 

〇野球を始めたきっかけ
幼少の頃、近所のお兄ちゃんたちと野球をして遊んでいたことがきっかけです
野球をするのも見るのも好きでした。
(当時は阪急ブレーブスこどもの会に入ってました笑)。
しかし、少年野球も中学野球の時も監督や先輩が嫌いで嫌いで
しょうがありませんでした。
草野球をするまでは野球からは遠ざかっていました。

 

〇どうして監督を始めたのですか。

 

子どもが少年野球を始めたことがきっかけです。
初めはお手伝いも何もしませんでしたが、
代表や監督が少ない人数で汗水を流してがんばっておられるのを見て、
手伝わせてくださいとお願いしました。

そこからコーチを始めて、ご縁があって監督となりました。 

 

〇今はどんな想いで監督をしていますか。

主に2つあります。

 

①真剣に練習する時間と楽しさを感じる時間を作ることで、継続して野球を続けられる子どもに。
 
真剣にする時間、必死に練習する時間、ふざけて遊ぶ時間、冗談を言う時間等メリハリをつけるのが大事やと思っています。
 
そして、子どもたちには必死にやっていっぱい汗をかくからビールがうまいんや(笑)と話をしています。
 
②人は人に支えられ生きていることに気付く子どもに。
 
子どもでも大人でもけんかしたときや粋がったりして自分一人でできるからほっといてくれと言ったり思ったりすることがあります。
              
もし、無人島で一人暮らしをしていて衣食住すべてを自分でしているとしても、その人も一人では産まれてきていません。一人で生きて行くと言っても、着てる服は誰かが作り、食べる物は誰かが育て、住む家は誰かが建てています。
そのように人は一人では生きていない、生きていけないという事を野球を通して覚えて欲しいと思っています。
 
野球は9人の仲間と試合します。プレイで大事なことは「カバーと連携プレー」と考えています。ボールをなげる人がいるから受けることができる、打つことができる、カバーをすることがいるから、思い切ってボールを投げられる、連携プレーでボールをつないでくれる人がいるから次のプレーに繋がる、審判がいるから試合が成り立つ、応援してくれる人がいるから頑張れる、といったように誰かがいるから自分がいるということを学んでほしいと思っています。
 

そう考えていくと、相手への思いやり、気遣いが自然とできて、不要に人の心を傷つけることがなくなってくるのではないでしょうか。 

 

 

〇練習時間が長めでは?と言われます

 

よく言われます。実質、私たちの練習は土日祝のみですが、朝から夕方まで時間を確保しています。
 
ただ、土日を含め週3~4回練習している他のチームに勝とうと思うと、週2回の練習の中でいかに集中して少しでも多くの基礎や技術を身に着ける必要があります。
そして、上記2点も意識しており現状の運営となっています。
 
とはいえ、兄弟とけんかして家を出るのが遅れる、忘れ物して取りに帰って遅れる、他の習い事で早めに帰宅する、家の事情で休む等、柔軟に受け入れて対応していますので、その都度お声がけください。

 

余談ですが、野球をするにはいろんな準備が必要でもあります。ネットを立てる、硬くなったグラウンドの土をほぐす、草を刈る、道具を出す、指導者たちと協力して取り組んでおります。

 

そして準備を終えると、朝一番の子どもたちの様子を見るように心がけています。調子の良し悪しや機嫌の良し悪しなど。
 
子どもたちには、到着するとまず通路や階段の掃除から始めてもらっています。その地を利用することに感謝をするためです。その掃除一つをとっても個々の性格が表れて指導にも繋がってきます。
 
子どもたちの特性をくみ取りながら日々向き合っています。